こんにちはtaka(@taka26817539)です!
「終身雇用が終わった」
この言葉に衝撃を受けましたよね。
これからの時代、どのような働き方をすれば貧困にならず済むのか。孤独から逃れるにはどうすれば良いのか。
そんな働き方の未来を様々な側面から徹底的に分析し、一冊にまとめたのが「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」です。
- 将来に迷っている学生
- 働き方に疑問を持っている社会人の方
といった方にぜひ読んでいただきたいです。
WORK SHIFT(ワーク・シフト)について
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉はリンダ・グラットン著、池村ちあき訳の労働問題などに注目した書籍です。
著者のリンダ・グラットンはロンドン・ビジネススクールの教授であり、英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」の1人です。「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」、「仕事の未来を予測する識者トップ200人」など様々に称されています。
リンダ・グラットンの他の著書は計20ヶ国語以上に翻訳されている世界でも指折りの著者です。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉は2012年出版でやや古い本ですが、2019年現在に読んでも非常に為になる書籍です。
2025年に私たちはどんなふうに働いているのか。「漠然と迎える未来」、「主体的に築く未来」にどのような違いがあるのか。オリジナルのストーリーを用いながら見ていくといった流れになっています。
感想・評価
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉は以下のような順序で進められていきます。
- 何が働き方の未来を変えるのか
- 「漫然と迎える未来」の暗い日々
- 「主体的に築く未来」の明るい日々
- 働き方のシフト
まず、「何が働き方の未来を変えるのか」というところでは5つの要因に分けて説明されていきます。
- [要因1]テクノロジーの進化
- [要因2]グローバル化の進展
- [要因3]人口構成の変化と長寿化
- [要因4]社会の変化
- [要因5]エネルギー・環境問題の深刻化
例えば、「テクノロジーの進化で工場での作業は全てロボットが行う」といったように人間の働き方が変わっていく要因について5つとも順番に紹介しています。
「漫然と迎える未来」、「主体的に築く未来」については多数の人々の意見を元に作り上げたオリジナルのストーリーを見ながら、どのような未来を迎えるのか理解していきます。
そして最終段階の「働き方のシフト」では、具体的にどのように「シフト」すれば明るい未来を迎えられるのかについて綴られています。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉は労働問題という難しいテーマでありながら、細かく段落分けされており非常に読みやすかったです。また、ストーリーが4つほど組み込まれているところでは小説のように楽しむことができました。
内容についてはこれから世界はどのような未来を迎えるのか、自分はこれからどう行動を取るべきなのかかなり凝った研究を元に述べられています。それだけでなく、どのような心の持ちようをするべきか心理面についても語っています。
2012年出版なので、本の中で語られているクラウドシステムなど半分くらいはすでに実現しており、かなり予測が当たっていることもわかります。このような楽しみ方も面白いですよね。
以上が感想になります。
まとめ
本記事ではワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉について書きました。
約400ページのボリュームですが、本をあまり読まない僕でも非常に読みやすかったです。また、ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉は教科書のような本で、あと1回は絶対に読み返そうと思っています。
この本のオススメの読み方ですが、メモを取りながら読み進めていくと良いでしょう。内容が濃いので、自分の中で整理できるようにしておくと良いと思います。
気になった方は是非一度読んでみてください。
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